お祭り

 7月9~11日は毎年恒例の地元のお祭りです。何曜日であろうと、日にちが決まっていてその日に開催されているそうです。特に中日である10日が一番盛り上がる日で、お神輿がでて、各宅ではご馳走になるようです。

 

 農村地帯であるこの地域のお祭りには、「農休日」という意味合いがあるようです。この時期、農作業にはキリがありませんが、お祭りという理由で半ば強制的に身体を休めます。日が長いこの時期、7時過ぎまで外で仕事をして、夕食は暗くなった8時から、というのが日常化している時期に、5時くらいの明るい時間からご馳走を食べて飲んで、というのは魅力があるひとときです。 

 とはいえ、夫の祖母の時代は、お祭りにめがけて親戚が集まってくるため接待が大変で休むどころではなかったと言っています。車がない当時(昭和20~30年代にかけて)親戚は馬でやってきて泊まっていったそうで、その間に馬に食べさせる草を刈るのが間に合わなかったそうです・・・。さらに、冷蔵庫がなかったため買い置きがあまりできず、翌朝に出そうと思っていたものが傷んでしまったなど、驚きのエピソードが次々と出てきます。

 夫の母の時代になると、お祭りは「農休日」の意味合いがあるのに、女性が料理をしていては休めないからという理由で、仕出しのオードブルなどをとるようになったそうです。これはこれで合理的な判断です。

 そして現在は、親戚が来訪するわけでもないので家族だけなら食べたいものを食べようということで、義母と私で手分けして食べたいものを準備することにしています。義母が手巻き寿司を用意して、私がそれ以外のもの(以前仕出しでとっていたオードブルに相当するもの)担当です。ちなみに今年のメニューは和洋中エスニックミックスの多国籍料理です、笑。

 

・手巻き寿司

・トマトとバジルのカプレーゼ(上写真)

・蒸しなすのごま浸し(右写真)

・中華ちまき(下左写真)

・生春巻、メロン(一番下右写真)

 

 今回の大作は「中華ちまき」です。もち米農家として、ハレの日にはやはりモチを食べなければ、ということで作ってみました。

(嫁いで驚いたことは、もち米を生産していながら日常的にあまり食べていないかったからです)写真はあまりよく写っていませんが、他のおかずを作る時間以上にかかった大作です・・・。何が大変だったかといえば、もち米6合分に具(豚肉、干しえび、干ししいたけ、にんじん)が加わったものを笹に詰める作業です。この笹は義母が近くでとってきて冷凍しておいたものなので、笹の手配は楽でしたがあまり大きくない笹に詰めるのは大変だった。最後は紐で縛るのは諦めました。(紐なしでも大丈夫でした)

それ以外のおかずは、旬の夏野菜を使ったどれも簡単なものばかり!

 

     トマト、バジル、なす、しそ、きゅうり、レタス

 

どれも全部我が家で調達したものにちょっと手を加えただけ。夏野菜は調理が簡単で美味しく食べられるのが魅力です。

 

メロンだけは農家である親戚が作った頂きものです。本当はこのメロンで生ハムメロンにしたかったのですが、妊婦は生ハムは控えたほうがいいそうなのでやめておきました。それにしても、イタリア人の妊婦は生ハムを食べないのだろうか?!先日遊びに来てくれたイタリア人学生に聞いてみたのですが知りませんでした。(まあ普通に考えても大学生の男子が知っているようなことではないですよね・・・)

 

 そんなわけで、私は結局ちまき作りに追われ、夫が担ぎに行った神輿すら見に行けませんでした。明るいうちから美味しく料理を食べた、くらいで、お祭りらしいお祭り気分というわけでもありませんでしたが、皆の気分がお祭りで高揚している雰囲気というのは伝わってきてとてもいい日でした。 (emi)