農家のお花見

 北海道の中でも北に位置する士別でも桜が綺麗に咲く季節になりました。桜といえば、入学シーズンの代名詞だと思っていた私にとって5月に咲く桜に最初は驚いたものでした。学生の新歓イベントもここ北海道では花見ではなくジンパ(ジンギスカンパーティの略称)だそうです。そんな4月が終わり、花見は5月になってようやくできるようになるのです。しかし北海道の人は本州の人に比べて桜にそれほど関心がないように思います。全国ニュースで3月下旬から桜の報道を散々見てきて十分見た気になっているのかもしれませんね。なにより農村部では5月は一年で一番忙しいシーズンですから花見どころではないというのは納得です。

 そんな忙しいシーズンでありながら、1年に1回しかないこの時期だからこそ、花見をやろう!とご近所の農家友達ご夫婦と花見を決行してきました。時間はランチタイムの12時から13時までです。山桜で花見ということでお弁当と敷物持参で山に集合しました。昼活という言葉がありましたが、これはまさしく農家の昼活でした。感想は、やってよかった!とっても充実したひとときを満喫しました。毎日外で仕事をしながら、外で食事をすることなんぞ滅多にありませんし、ピクニック気分を楽しみました。なによりいいのは、この時期はまだ虫があまりでていないので、刺されたり不快な思いをすることがありません。

 

 ところで、私は忙しいのに任せて手抜き弁当だったのですが、ご一緒したお友達のお弁当がそれは素敵な花見弁当でした。にんじんとじゃこのおにぎり、春菊のおにぎり、ポテトフライ、ボルシチと豪華!ボルシチはシャトルシェフの保温鍋ごと持参していたのでアツアツのスープを私たちも頂きました。ボルシチにはビーツ、トマトジュース、じゃがいも、にんじんが入っています。もちろんすべて自家野菜!我が家のビーツはまだ育苗箱に入ったままで、定植すらしていません。我が家でボルシチが食べられるのはまだ先になりそう・・・一足お先にとっても美味しいごはんをご馳走になりました!それから、にんじんとじゃこのおにぎりも絶品!作り方を聞いてみると、すりおろしたにんじんにじゃことオリーブオイル、塩を入れて炊くだけ、これなら我が家でもできそうと早速作ってみることに。玄米で炊いて、大根の葉をゆがいて細かく切ったものを炊いた後に混ぜてみても美味しかったです。オリーブオイルと塩なので、ちょっと洋風な味付けになりますが(食べる時にブラックペッパーをかけると絶品)、お酒とお醤油とかつおぶし、いりごまで和風な味付けにしても美味しそうです。ところで昨年とれた我が家のにんじんは間もなく底をつきそうです・・・来週自家用ににんじんを蒔きます。8月頃までにんじんはお預けだな。  

 

 写真は山で折れていた枝の桜を花見できなかった家族のためにちょっとだけ頂いてきたものです。  (emi)