コンセプト

  

from Farm to Fork    〜農場から食卓へ〜 

 

◆その日の食卓を幸せにするとびきり美味しいものを育てる

◆つくる人と食べる人がフラットな関係を築き、食について共に考えられる場を構築する

◆農場内・地域内・地域間で資源(肥料やエネルギー等)を循環させる

 

 

 

 

Rock'n  Farm    ~ロックな農業を目指して~

 

 北海道北部を流れる天塩川。その源流域にある士別市にイナゾーファームは位置しています。源流ならではの清流と寒暖差のある気候、そしてミネラルたっぷりで美味しい農産物をつくるのに欠かすことのできない粘土地帯に囲まれて、一家5人で作物を育てています。祖父母が開拓してきた土地を両親が受け継ぎ、今三代目になる若夫婦にバトンが託されました。

 

 当ファームは全ての圃場で有機農業を取り入れている訳ではありません。祖父母の代でつくっていた河原の草の堆肥や川魚の肥料、そしてぼかし肥料等が姿を消し、化学肥料や化学合成農薬が増えて行きました。そのような中、二代目は化学肥料や除草剤等の農薬を極力少なくし、堆肥を散布する機械を導入していきました。三代目はその背中を見て育ちました。

 

 実家に戻り就農して約10年の間、じっくりと農業について取組み、また考えてきました。当ファームでは慣行、特栽、有機のスタイルで農業をしています。当初、有機農業こそが素晴らしいと考えていましたが、それぞれのスタイルに本質的な違いはないのではないか、と考えるに至りました。


 我々農業者は作物が育つ環境を整えることしかできません。


 それは、土壌物理性を改善し、植物生理を理解し、安定した農業経営をすること。すなわち、過不足なくミネラル分を準備し、日照を最大限活かし、適度に水を与え、寒ければ囲い、暑ければ冷ます。そして、チームの力を最大限活かし、推進力を高め、事業を継続することです。それらは特別なことではありません。当たり前のことですが、それを継続的に徹底的に行っていくことこそ、我々ができることなのではないかと考えます。

 

 現在、日本において海外から流入する窒素分が国内の窒素量をはるかに超え、また土中の炭素が失われ二酸化炭素として空気中に蓄積されています。そういった窒素が土や海を汚染する物質の素になり、また二酸化炭素が温暖化の原因となっています。国内で窒素や炭素を循環させることこそ、持続的な農業に必要なことであると考えています。そのために、1.農場内での循環、2.地域内での循環、3.天塩川流域内での循環を作り出す、循環型モデルすなわち自分なりの有機農業スタイルを作り出すことが、社会への貢献につながると思います。


 現役世代とこれからの世代が共に同じ食卓で美味しいものを食べ続けられるよう、行動して参りたいと思います。