イギリスの田舎でファームステイがしたい!そのために滞在したのが、農家が経営しているB&Bとセルフケータリングでした。B&BとはBed&Breakfastの略称で朝食付きの民宿のこと、セルフケータリングは長期滞在向けの自炊型施設のことです。イギリスでは1990年代後半にBSE問題深刻化に伴い農業収入が激減、そこで推進されたのが農業経営多角化でした。多角化の一環として、自宅や納屋を改装してB&Bやセルフケータリングの施設をオープンする動きが女性を中心に盛んになったと言います。もともとイギリスの農業は機械頼みの男性中心の経営が主流だったため、女性は働きに出たり、家の中にいることが多かったそうです。そこで農業経営多角化の動きと重なり女性を中心としたファームステイの気運が高まることになったそうです。
以下はLowe Farmを事例とした参考記事
◆今回利用したB&B ◆今回利用した
セルフケータリング
農家が営む宿泊施設に特化した宿泊予約サイトです。イギリス中の施設が網羅されている理由は、このサイトの運営元がイギリス内の農家が営む宿泊施設を組織した全国機関だからです。また、イギリスでは宿泊施設における品質格付けが義務化されているため、どの施設にも品質を保証するグレードが☆の数で示されており、求めているものに見合う施設を探すことができます。
サイトとしてのユーザビリティもとても良く、エリアと宿泊希望日で検索するだけでなく、たくさんのオプションを付加して探すことができます。私たちの場合は「インターネット環境」「クレジットカード利用可能」な施設で検索しました。(その結果で宿泊を決めたのがGorwell Farmでした。)
以下はLowe Farmを事例とした参考記事
2007年秋、イギリス各地や農村部に滞在しながらグリーンツーリズムについて考える40日間の渡航をしました。このうち約3週間をLowe Farmで過ごし、オーナーのジュリエットから学び、ゲストからヒアリングし、私なりに調査した結果をまとめました。(この渡航はS.T.E.P.22のサポートで実現しました。)
また、翌年2008年冬には5日間駆け足でLowe Farmを再訪しました。こちらは1年経って見た気づきをコラム的に書き綴りました。拙著ですが、イギリスのファームステイに興味をお持ち頂きましたらよろしければご覧ください。
イギリス滞在記2007年:
イギリス滞在記2008年: