イギリス(ゴーウェルファーム編)

50日目: 2011年1月18日 「冬の海辺をドライブ」

 セルフケータリングのGorwell Farmに3泊します。2人で泊まるには広すぎる程の1戸建てのコテージが用意されていました。最初にオーナーのメアリーさんが施設の説明を一通りしてくれましたが、その後チェックアウトまで特に呼び出さない限り接触はないことになります。2人で来ている私たちには寂しい気もしますが、このようなコテージを利用する人は家族や友人同士でワイワイと過ごしたい人達でしょうから問題ないのでしょう。

 さて、今日は冬のイギリスとは思えないほどの快晴です。ドライブ&お散歩には最高の日和です。Gorwell Farmは丘の上に広大な土地を有しており私有地内から海が望めます。冬のイギリスを少しでも快適に過ごしたいと南を目指してここまでやってきました。海へ行かないわけにはいきません!日本で見慣れた砂浜とは違って、丸い小石が一面に広がる海岸です。約150kmに渡るジェラシックコーストと呼ばれる世界自然遺産にも登録されている海岸線の一部で、恐竜が生きていた時代の地層が露出しているため、今でもアンモナイトの化石を発掘できるのだそうです。人々は釣りをしたり、散歩したり、思い思いに小春日和を楽しんでいます。

 私はとにかく魚が食べたかったので、美味しい魚屋さんがあるというライムレジスへ約30km西へ向かいました。ここは化石の町であり、イギリスで数少ないビーチリゾートです。海岸には小さな小屋が立ち並んでおり(個人所有の海の家のようなもの)夏の賑わいが想像できます。今日のような冬の日中には、お年寄りが日光浴をしたりお弁当を食べながらのんびりとしています。

 肝心の魚屋さんが閉まっていてガッカリした私たちは、隣町に珍しい燻製の店がにあると聞き迷いながらもなんとか辿り着きました。にんにくやベーコン、サーモンの燻製を購入し今晩も自炊です。

51日目: 2011年1月19日 「チェシルビーチ」

 今日は遠出はせずに近場のファームショップやカフェでゆっくり過ごすことに決めました。宿が位置しているアボッツベリーの中心部まで車で出てから歩きます。小さい町ながら、センスの良いクラフトショップが何軒かあり楽しめます。ここのファームショップではサンドイッチ用にハムとチーズをカットしてもらい購入しました。これが絶品!

 ランチのために海岸線に沿って車で移動し、オススメのHive Beach Cafe へ向かいます。その名の通り、ビーチサイドに位置するオシャレな海の家といった雰囲気です。美味しいシーフードが食べられる!と聞いてワクワクしていました。本当に良い魚を食べようと思ったらいいお値段になってしまいますが、それでもある程度満足しました。なによりも雰囲気が最高です!冬とは言えイギリスらしからぬ青空の下、世界遺産の海岸線を見渡すロケーションは何にも代えがたいでしょう。

 美しい海岸線は忘れられません。チェシルビーチは砂州で海を分断し潟湖を形成しています。うまく説明できないので写真をご覧ください。海岸線に沿って細長い湖のように見えると思います。長い年月をかけて自然が作りだした造形に思わず息をのみました。

52日目: 2011年1月20日 「レンタカー返却」

 3泊したGorwell Farmを離れる日です。暖炉で火を焚くことにもだいぶ慣れてきた頃旅立つことになります。2人には大きいと感じた一戸建てのコテージでしたが、それでも小さいサイズだったようでここにはもっと大きなコテージが何棟もありました。これらは昔は周辺の農家が生活していた家でした。おそらく離農が進んだのでしょうか、今ではこの界隈ではGorwell Farmだけが現役の農家で広大な土地を所有していました。宿部門の経営者は奥さんであるメアリーさんが担当で、農業部門は旦那さんのジョンさんが担当でした。旦那さんに農場の案内を簡単にしてもらったのですが、杭を打つ機械というものを初めて見て驚きました。(写真をご覧ください)なるほど、農道が美しく整備されているはずです。

 6日間借りたレンタカーを返却するため85km走りソールズベリーに戻ります。イギリスでのドライブは快適で随分と楽しむことができました。ソールズベリー大聖堂や市内を見て回った後に、次の目的地であるバースを目指して列車に乗り込みます。今晩から3日間はバース郊外のB&BであるAshley Wood Farmにお世話になります。